MrBeast のフォント:実際に使えるもの
「MrBeast のフォント」を検索すると、Komika Axis、Obelix Pro、Bebas Neue、Third Rail という 4 つの違う答えが返ってきます。これらはそれぞれ別の問いに対する答えです。しかも、動画に焼き込むのではなく YouTube の字幕トラックであの見た目を出したいなら、どれひとつとして使えません。ここで全体像を整理します。
3 つのフォント、3 つの問い
混乱のもとは、あのチャンネルがひとつの書体だけを使っていると思い込むことにあります。実際はそうではありません。
ロゴ
ワードマークは、大きく手を加えたカスタムのレタリングです。フォント判別サイトは市販フォントでいちばん近いものとして Third Rail を挙げることが多く、検索結果でこの名前が先に出てくるのはそのためです。ただしこれはロゴについての答えであって、字幕についての答えではありません。
サムネイルの文字
サムネイルには、縦に長く幅を詰めた、大文字だけの書体が使われています。無料の代役としてよく挙がるのが Bebas Neue と Anton で、どちらも Google Fonts で手に入り、あの詰まった見た目によく合います。
動画の中の字幕
動画の中の字幕はまったく別物です。幅が広く、角の丸い、とても太い文字に、黒く太い縁取りが付いています。これについていちばんよく名前が挙がるのが Komika Axis で、次点が Obelix Pro です。どちらでも近いところまでは行きますが、肝心なのはそこではありません。字幕を読ませているのは太さと縁取りであって、特定の書体ではないのです。
今日、それを解決します。
極太ウェイト、縁取りなし
今日、それを解決します。
同じ文字に縁取りとやわらかな影
誰も触れない話 — YouTube の字幕トラックで使えるフォントは 7 つだけ
編集ソフトで字幕を動画に焼き込むなら、どんなフォントでも使えます。YouTube に届く前にピクセルになってしまうからです。ところが、視聴者が字幕をオフにしたり別の言語を選んだりできるように字幕トラックとして公開する場合、フォントは YouTube 自身のフォーマットが対応する固定のリストから選ぶことになります。
- 既定のサンセリフ体(多くのプレーヤーでは Roboto)
- Courier New — 等幅
- Times New Roman — セリフ体
- Lucida Console — 等幅
- Comic Sans MS
- Monotype Corsiva — 筆記体
- Carrois Gothic SC — スモールキャップス
Komika Axis はこのリストにありませんし、ダウンロードしてくるほかのフォントも同じです。字幕トラックが持つのはフォントファイルではなくフォントの番号で、プレーヤーは手元にあるものから選びます。これは特定のアプリの制約ではなく、YouTube の字幕フォーマットのしくみそのものです。
視聴者はプレーヤーの字幕設定で、フォントもサイズも色も上書きできます。こちらが何を選んでも、自分の設定で見る人は必ずいます。
では、字幕トラックでこの見た目を出すには
フォーマットが用意しているパーツで組み直します。
- 既定フォントの太字。使える中でいちばん太いウェイトで、あのどっしりした文字にいちばん近づきます。
- 濃くて太い縁取り。フォーマットに「縁取り」の設定はありませんが、黒いグローのエッジが同じ役割を果たし、同じ行を何度か重ねれば太くなります。
- 下に敷くやわらかな影。同じ行のコピーをもうひとつ、やわらかな影のエッジを付けて、縁取り付きのコピーの下に置きます。
- 強い塗りの色。白か黄色にして、もう 1 色は強調用に取っておきます。
- 一語ずつ。話し声に合わせて言葉が現れます。これが「MrBeast 風」と認識されるものの半分です。
焼き込みの字幕と並べると、字幕トラック版はカスタム書体を失う代わりに、それ以外のすべてを手に入れます。視聴者がオフにでき、言語ごとに同じスタイルのトラックが用意され、誤字を直すのに動画をアップロードし直さずに済みます。この比較はMrBeast 風字幕: スタイルのしくみで詳しく取り上げました。
それでも焼き込むなら
その場合はフォント選びが本当の問題になります。現実的な答えはこちらです。
- Bebas Neue と Anton — Google Fonts で無料、オープンライセンスで、サムネイルの見た目にいちばん近いものです。
- Komika Axis と Obelix Pro — 無料フォントサイトでよく見かける、字幕の見た目に似た定番です。収益化した動画やクライアントワークで使う前に、配布元のページでライセンスを確認してください。「無料でダウンロードできる」と「商用利用が無料」は別の話です。
- どれを選ぶにせよ、大文字の高さのおよそ 8〜12% の黒い縁取りと、やわらかな影を足してください。これがないと、太いフォントだけでは明るい映像の上でやはり消えてしまいます。
よくある質問
MrBeast は字幕にどのフォントを使っていますか。
字幕は編集の段階で動画に焼き込まれていて、いちばん近いとされる書体は Komika Axis、僅差で Obelix Pro が続きます。ロゴはカスタムのレタリングで、サムネイルには Bebas Neue や Anton に近い、縦長で幅を詰めた書体が使われています。3 つの役割に 3 つの違うフォント、というわけです。
MrBeast のフォントを YouTube の字幕で使えますか。
字幕トラックでは使えません。YouTube の字幕フォーマットが対応するフォントは 7 つ — 既定のサンセリフ体、Courier New、Times New Roman、Lucida Console、Comic Sans MS、Monotype Corsiva、Carrois Gothic SC — で、ダウンロードしたフォントはその中にありません。字幕を動画に焼き込むならどんなフォントでも使えますが、その場合は視聴者が字幕をオフにしたり言語を切り替えたりできなくなります。
Komika Axis は商用利用が無料ですか。
無料ダウンロードとして広く出回っていますが、それは商用ライセンスがあることとは違います。収益化した動画やクライアントワークで使う前に、ダウンロード元のページの規約を確認してください。Google Fonts にある Bebas Neue と Anton はオープンソースで、商用利用も安心です。
Rainbow Captions はウェイトと縁取りと影でスタイルを組み立て、170言語に翻訳して、すべてのトラックを YouTube に公開します。ダウンロード無料、最初の10言語も無料です。
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